ひとつの指針「社会人基礎力」

2011.11.24

企業が欲しがっているのは、能力のある学生です。では、ここでいう「能力」とはどんなものか、実際に企業が求めている「能力」とは何かについて、述べていきます。経済産業省が2006年から提唱している「社会人基礎力」では、「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として、・前に踏み出す力・考え抜くカ・チームで働く力の3つの力と12の能力要素を挙げています。私は社会人基礎力がすべての企業が求める力だとは言いませんが、多くの企業にとって必要とされる力の要素を含んでいることは間違いないと思います。

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「前に踏み出す力」とは、主体的に動く、しかも自分だけでなく周囲をも巻き込んで動いていける力のことです。いわば「引っ張っていける人」であり、こういう人は企業は何人でも欲しいと考えています。ほかの人のあとをついていくだけの人は、企業は必要としていません。「考え抜く力」は「考える力」とは別のものです。考えたことでいったん結論が出たとしても、もっといい方法はないか、別のやり方の方がいいのではないかと、考え続ける力です。この力を持っている人は、仕事の完成度を高め、レベルを上げることができます。「チームで働く力」が求められる背景には、現実の仕事が高度になり、さらにスピードも速くなっていて、個人レベルでは追いつかなくなっているためにチームで動くことが多くなってきていることがあります。これもひじょうに重視される能力です。体育会系の学生が就職には有利だといわれる根拠とされるのが、この能力です。たしかに体育会系の学生の場合、ある程度のレベルではこの能力が担保されている面があり、企業側としてはちょっと安心できることはできるのです。しかし、もちろん体育会系なら何でもいい、誰でもいいというわけではありません。




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